楽天証券の米国株手数料値下げのも大事ですが、SBI証券の為替コストの値下げも非常に大事です。
今日は米国株投資についてです。最近、楽天証券が米国株の取引手数料を値下げを発表しましたが、8月にはSBI証券が為替コストを値下げを発表していました。米国株投資における為替コストの影響について考えてみました。
楽天証券が米国株の取引手数料を値下げしました
先週末、米国株投資家の中では話題になっていましたが、楽天証券が米国株の取引手数料を値下げしました。いま、米国株を購入できる証券会社として、マネックス証券、SBI証券、楽天証券の3社がありますが、今回の楽天証券の値下げにより、3社の取引手数料が横並びとなりました。
→米国株式・ETFの取引手数料が大幅に引下げ！業界最低水準※へ！ | 楽天証券
私は楽天証券は使っていませんので、直接的な影響はありませんが、手数料はリターンを引き下げますので、できるだけ払いたくないものです。このように各社の価格競争がおき値下げの動きが続くのは、投資家にとっては非常に喜ばしいことですね。
米国株投資には2重の手数料がかかります
今回の変更により3社の米国株取引手数料が同額になったわけですが、日本人が米国株を購入する際にはもう一つ見逃せない手数料があります。
それは、円→ドルに変換する際にかかる手数料です。
楽天証券の値下げについて言及している色々な方のブログを拝見していると、ここの円→ドル変換の手数料についての言及されずに、楽天証券がいい！という結論になっていることがありましたので、少し気になっていました。
実は、最近ではSBI証券が為替コストを値下げしました。正確には、住信SBI銀行経由でドル転する場合の手数料を15銭→4銭へと値下げしました。
マネックス証券と楽天証券は、ここの手数料は25銭です。
もともと、SBI証券が一番安かったのですが、今回の改訂によりさらに差が広がり、見逃せない数字になってきていると感じます。
ちなみに、SBI証券の場合、SBI FXを利用して円→ドルに変換すれば、1銭のコストまで抑えることができます。しかしこれを利用する場合には、最低1万通貨以上の取引が必要で、100万円以上を一気にドル転する必要がありますので、投資額が大きい方は是非利用するべきですね。
為替コストの差でどれくらいの差が出るのか？
結局、為替コストの差でどれくらい、コストに差が出るのか考えてみました。私の場合、だいたい年間の投資額は現状では200万円程度になります。正確には円→ドルの変換の際で考えるべきですが、わかりやすく2万ドル分をドル転するためにかかる手数料の差を見てみます。
1ドルあたり25銭の場合（楽天・マネックス証券）
2万ドル分変換時のコスト・・・5,000円
1ドルあたり4銭の場合（住信SBI経由）
2万ドル分変換時のコスト・・・800円
1ドルあたり1銭の場合（SBI FX経由）
2万ドル分変換時のコスト・・・200円
結果
2万ドル分の変換でも年間4,000円程度の差になります！まだまだ私は投資額が小さいのでこの程度の差ですが、10万ドルを変換するならば2万円の差を超えてきますので、馬鹿にならないですよね。
また、いつかは株を売却し、ドルを円資産に変える可能性もあるということを考えると、この2倍のコストがかかる訳ですから、手数料が低いに越したことはありませんね。
今後の方針
ここまで「SBI証券が安くていい！」という話をしておきながら、実は私はマネックス証券ユーザーです。一番、取扱い銘柄数が多くて困らないだろうということで、マネックス証券で取引を始めました。
当時はSBI銀行経由の為替コストが15銭でしたので、そこまで大きな差ではなかったのですが、今回の値下げでは見逃せない差になってきていると感じます。
そのため、早速SBI証券の口座開設準備を進めています！
最後に
今回は米国株の取引手数料について考えてみました。自分自身の生活を振り返ってみると、このように少し調べれば抑えられるコストがいろいろあるのではないかと感じています。株の手数料に限らず、今後もこういったコストについて考えていきたいと思います。
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