【残業削減】2017年5月23日放送の『ガイアの夜明け』を観て - セミリタイアを目指す平成生まれの会社員の日常

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今日は『ガイアの夜明け』というテレビ番組を観た感想です。電通の新入社員の事件から注目されている、会社員の残業に関する特集でした。非常に興味深い内容だったので、番組を観て感じたことを書いてみました。

ガイアの夜明け
2017年5月23日放送回を観て
「時間は有限」だからこそ人は頑張れる
最後に
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ガイアの夜明け

「ガイアの夜明け」はテレビ東京で毎週火曜日に放送されている番組で、様々な企業の取り組みなどを特集する、経済ドキュメンタリー番組ですね。

私はガイアの夜明けを毎週、録画しています。まだ、社会人になったばかりで意識の高かった頃（笑）に、ビジネスの勉強になると思って毎週録画しはじめました。それが今でも習慣となっており、録画して面白そうな回があれば暇な時に観るようにしています。

正直、精神的に疲れている時は、家にいてまで会社のことを思い出してしまって嫌な気持ちになることもありますが、サラリーマン視点で観れば勉強になることが多いので好きなテレビ番組の一つです。

2017年5月23日放送回を観て

今更ですが、5月23日放送の回を観てみたら面白かったので、取り上げてみました。

内容としては、残業削減に対する2つの企業の取り組みについての特集でした。電通の女子社員の事件があってから日本全体で、残業に対する目が厳しくなっていますよね。実際に私の会社でも同様に残業を減らすような動きはあります。

特集は二本立てで、前半がスーツメーカーのPSFAのある店舗の残業削減に対する取り組みで、後半は残業を減らすことで逆に給料が増えるという面白い取り組みをしている会社の話でした。

PSFAの話は、会社から残業削減の命を受けたある店舗のマネージャーが、売上No.1店員と衝突しながらも、残業削減に向けて試行錯誤していく内容でした。

実際に行った取り組みとしては、普段は閉店後にやる作業を接客の空き時間にやるようにしたり、作業動線を見直して店内のレイアウトを効率的な形に変えるといった施策を行い、秒単位の節約の地道な取り組みを積み重ねて、残業削減削減をなんとか達成するという話でした。そして、最終的には昨年よりも店舗の売上は増加し、No.1社員も残業削減と売上目標をしっかりと達成するというハッピーエンドで終わりました。

「時間は有限」だからこそ人は頑張れる

私が一番思ったのは、残業がいい悪いということではなく、「人生という有限な時間の中で、如何に自分が無駄な時間を過ごしていたのか」ということでした。

業務時間は、基本的にはAM9時～PM5時ということで時間が決められています。そして、今回取り上げた企業ではこの限られた業務時間の中に「やらなければいけない仕事をやり、目標通りの売上げを上げる」ということに本気で取り組み、結局はしっかりと達成したのです。逆にいうと、今までは決められた時間の中でできるし、やるべきだった仕事を、わざわざ何時間も残業して行っていたということです。

つまりは、今まで当然やるべきだったことができていなかったのです。それは、おそらく業務時間がAM9時～PM5時の間であるという時間が有限であるという意識がなかったからではないか思います。

実際に今の私も、仕事はAM9時～PM5時にやるものだという意識はあまりありません。残業代はしっかりと出ますし、時間のある日はちょっと会社に残って残業代をもらった方が得だな、なんて考えもあります。人間は弱い生き物なので、時間に余裕があると思うと、楽をしようと思いダラダラと作業をしてしまいます。

全ての人間にとって、必ず「死」というものがある以上、人生の時間は有限です。しかし、人生は80年と長いこともあり、若いうちは終わりを意識することも難しいので、時間が有限であることを忘れがちになってしまいます。

限られた時間の中で本気で取り組むということは、仕事に限らず人生という視点で見ても改めて考え直さないといけないと思います。有限であるからこそ、その人生を豊かなものにするために、PSFAの社員のようにその限られた時間の中で如何に自分のやりたいことややるべきことを出来るように工夫できるか。改めて、自分の生活を見つめ直したいと思いました。

ちなみに今回の放送では、最後に売上No.1店員が残業削減による手取り額の低下を嘆くという感じで、次の話へと移っていきました。残業しないと十分な給与が得られないというのは、今の日本社会の現状ですね。