【米国株】米国個別株投資ルールを明文化しました【2017年8月】
今回は米国株投資についてです。米国個別銘柄の購入について自分のルールを明文化しました。今後は、こちらの方針に従って売買をしていこうと思います。
投資ルールを明文化します
ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』を読んで始めた私の米国株投資ですが、ここで一度、自分の投資ルールをしっかりと明文化したいと思います。今までは、頭の中でなんとなく基準を持っていましたが、かなり裁量を持って取引をしていました。
しかし、不思議なもので株取引は動きが少ないと非常に退屈に感じてしまい、何かをしたい衝動に駆られます。明確なルールがないと、自分の衝動に突き動かされて無駄な取引をしてしまう可能性があると思いますので、自分自身の行動を制御するためにも、ここでしっかりと自分の行動ルールを明文化したいと思います。
あえてタイトルを米国個別株としたのは、リスク分散の意味も込めてETFも今後はポートフォリオに組み込もうと考えているからです。とりあえず、今回は個別株投資におけるルールとなります。
米国個別株投資ルール(2017/8/16)
基本ルール
・基本的には毎月購入する
ドルコスト平均法の考え方。しかし、市場のニュースや決算により、株価が急落している際に柔軟に動けるようにするため、毎月の中のどこで購入をするかは裁量を持たせる。
例えば、アマゾンのホールフーズ買収のニュースにより、ターゲット(TGT)の株価が急落した際には、それなりに魅力的な価格で購入できた。
特に一月を通して、購入をしなかった場合は月末に購入する。円→ドルの変換も同様に毎月行う。しかし、投資余力が十分にある時は、為替の状況を見て、考え直すこともありとする。
・最低の購入額は、150,000円以上
これ以上の投資余力がない場合は、投資をしない。以前に以下の記事で考察した通り、手数料を抑えるための最低ライン。
・銘柄購入の基準は、第一優先チェックポイント
銘柄選択は、以下の第一優先チェックポイントをチェックして判断する。今後の資産増大の可能性、リスク分散を意識する上で、第二チェックポイントについても、頭の中には入れておき、場合によっては銘柄選択の際に利用する。
・10銘柄を超えるまでは、新規銘柄の積み立てを進める
リスク分散のため。市場の変化に大きく左右されないポートフォリオを構築することを先決として、10銘柄までは、買い増しよりも新規銘柄の購入を優先する。
購入銘柄選択の第一優先チェックポイント
・PER:20倍以下の株が望ましい。場合によっては、25倍以下も可
S&P500の実績PERは23前後、予想PERが18倍前後なので、これを基準にする。高配当株は成熟銘柄で何か理由がないと低PERで放置されている可能性も低いので、S&P500平均より少し高めの25倍までは許容範囲とする。
ただし、資源価格によって利益が大きく左右される資源銘柄については、PER基準は例外とする。
・配当利回り:3.0%以上の株を購入する。3.5%以上あると望ましい
基本方針は高配当株による、配当再投資戦略のため、ここはブレないようにする。
・増配歴:20年以上の連続増配銘柄が望ましい。それ以下でも減配歴がなければ可。
セミリタイア後も高配当株からの安定収入を目指すため、各銘柄の過去の実績を重視する。
・配当性向:80%以下
増配余力が少しでもあるのかを、確認するため。
・営業CF:長い目で見て右肩上がり、営業CFマージン15%以上が望ましい
今後の企業の存続、安定した株主還元の基礎となるのが、本業による収入であるので、その安定性については確認する。営業CFマージンについては、ビジネスモデルによって差はあるので、業種間の差は認める。
購入銘柄選択の第二優先チェックポイント
・増配率
配当の成長可能性を考察するために、頭には入れておく。
・売上地域比率
グローバル企業への投資は、国際分散投資に繋がるため。大型株の多い米国株の魅力の一つなので、定期的にチェックするようにする。
買い増しのポイント
・平均購入単価を引き下げる金額で買い増しを行う
株価の下落局面は、上昇のためのアクセルとなる。
・ポートフォリオのバランスを見て、リバランスは行う
平均購入単価も一つの銘柄購入理由となるが、リスク分散のためポートフォリオに偏りが生じないため、リバランスは実施する。
最後に
今回、初めて自分の売買ルールを明文化しました。今後はこのルールに従って、投資を進めていきたいと思います。しかし、読んで分かる通り、まだまだ自分自身の裁量が入る隙はたくさんあります。
私が参考にさせて頂いているバフェット太郎さんのように、バシッと明確な投資ルールで定期的に購入していくのが一番の理想の形ですが、今の段階としては、ある程度の裁量を持たせながら、自分自身で納得感を持てるように段々と投資ルールも固めていきたい思います。
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『株式投資の未来』が私の米国株投資のスタートでした。
『敗者のゲーム』を読んでから、ポートフォリオにETFを組み込もうと考えています。
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