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【書籍紹介】チャールズ・エリス著 『敗者のゲーム』は個人投資家必読です。

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今回は書籍紹介です。米国株投資家の間でも人気の『敗者のゲーム』を読みました。皆さんの仰る通り、実際に私も、個人投資家は必読だと感じましたので、本記事で簡単に紹介させて頂きます。

チャールズ・エリス著『敗者のゲーム』を読みました。

私はまだまだ投資の勉強は始めたばかりです。そのため、まずは個人投資家の皆さんの間で、よく参考にされている本を色々と読んで勉強していこうと思っています。その中で、米国株投資家の間でもよく取り上げられている、「敗者のゲーム」を読んでみましたので、簡単に紹介させて頂きます。

第1部 資産運用でまず押さえるべきこと全体としては以下のような3部構成になっています。
第2部 運用を少し理論的に見てみよう
第3部 個人投資家への助言

第1部で、投資に関する環境分析で、今や株式投資が「敗者のゲーム」となってしまっていることを述べています。そして、第2部と第3部では投資に関する基本的な説明がされています。

私としては、第1部の内容が非常に学びが多かったので、備忘録として記しておきます。

『敗者のゲーム』の第1部を読んで 

ここでは、現代の投資の世界が、敗者のゲームとなってしまっていることが述べられています。特に印象に残った点を書きたいと思います。

投資は敗者のゲームである

敗者のゲームとは、素人のテニスやゴルフのように、ミスを重ねることで、勝敗が決してしまうゲームのことです。つまり、投資というのは如何にミスをしないかがポイントのゲームとなってしまっているということです。

なぜそのような状態に陥ってしまっているかというと、現代の市場は機関投資家が取引所取引の95%を占めるような状態になってしまっているからです。つまり、株式市場は優秀なプレーヤーで飽和しており、彼らが常に最新の情報を仕入れ続けて豊富な知見に基づいた投資を続けている訳ですから、彼らに勝って現代の市場で儲けるには、彼らのミスに乗じなければならないのです。

しかし、個別銘柄や業者について、株価とその潜在的な価値の関係を分析する競争相手はあまりに多く、あらゆる情報は瞬時に広がります。こうした中で個別銘柄や株式グループから競争相手が見落としたものを見つけ出し、利用する機会を発見するのは正直かなり難しいことです。

また、敗者のゲームとは少し違いますが、印象に残った点としては、投資は「ネガティブ・サムゲーム」であるということです。要は、売り手と買い手の損益は足せばゼロだが、手数料を考慮すれば、全体としてはマイナスになるということです。

上記の二つとも当たり前のことではありますが、あまり意識をして考えたことがありませんでしたので、非常に勉強になりました。

インデックスファンドは、投資のドリームチームである。 

市場が優秀なプレーヤーで溢れており、市場を打ち負かそうとするような、アクティブファンドがいいパフォーマンスを上げるのが難しいという状況で、「実際にどうすればいいのか?」という中で、エリス氏はインデックスファンドへと投資することを推奨しています。彼は、インデックスファンドは、投資のドリームチームと述べています。

市場は優秀な機関投資家がほぼ全ての割合を占めており、彼らが最新鋭の情報に基づいた動きをしているのです。つまり、あらゆる優秀な投資家の意向を反映しているのが株式市場であり、市場の動きに連動するインデックスファンドは優秀な投資家達(投資のドリームチーム)の動きを反映しているのです。インデックスファンドに投資することで。何もしなくてもドリームチームが形作る市場の動きについていくことができるわけです。

第2部、第3部で述べられていたこと

第2部、第3部では投資一般に関する理論と資産形成におけるアドバイスが述べられています。

投資については基本的に長期運用の有用性について述べられていました。長期運用を目指す私にとっては背中を押される内容になりました。

資産形成に関しては、まずは自らの資産運用の目的を再確認し、目的を達成するために投資政策を選び、忍耐強く続けることが一番重要であると強調されています。

第2部、第3部は単純に投資家として勉強になる内容が多かったので、繰り返し読みか直し、自分のモノにしていきたいです。

私の行動として

書籍を読んで一番大事なのは自分自身の行動にどう落とし込んでいくかですね。

私の投資行動としては、基本的にはインデックスファンドよりも大きなパフォーマンスを達成することができる可能性のあるシーゲル教授の配当再投資理論を中心としています。これについてはこれからも継続していきたいとは思います。

しかし、同時にインデックスファンド(ETF)への投資についても、これから検討、勉強していきたいと思います。ETFが投資のドリームチームであるという内容には非常に納得感がありました。また、やはりETFに投資することでFANG銘柄に代表されるような急成長株の成長を取り込めたり、市場全体への分散投資を簡単に実現出来ることも非常に魅力的ですので、自分自身のポートフォリオに一定割合を組み込んでいきたいと考えています。まずは、どんなETFがあるか一度簡単にまとめてみたいと思います。

最後に

やはり良書として投資の世界では有名な本ですので、学ぶことは非常に多かったと感じています。市場が機関投資家で溢れているという忘れがちなことをしかっりと認識させてくれて、その中で個人投資家が取り組むべき道を示してくれているという点で、個人投資家にとって必読だと思います!

私は一度や二度読んだだけでは内容を忘れてしまうので、またどこかのタイミングでもう一度読みたいと思います。色々と欲張って勉強は続けていますが、投資の勉強も継続していきたいと思います!!

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『株式投資の未来』も非常にお勧めの本です。

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